第34回公開授業
高校2年情報A メディアの理解
高校1年情報C デジタルとアナログ


研究授業 中井先生
意見交換会 坂田先生
Brain-Storming Boards
(通称 BB)

  ここから入れます。
平成17年6月8日(水)
同志社香里高等学校

授業者 5限 中井  聖先生(情報)
授業者 6限 坂田篤志先生(情報)



研究授業

 5限 情報A メディアの理解(5)「デジタルとアナログ(3)
」(高校2年)
 6限 情報C 「デジタルとアナログ
」(高校1年)

 

 同志社香里高校は、現高2までは「情報A」を2年で1単位履修していましたが、現高1からは1年で「情報C」を1単位履修するようにカリキュラムが変更になりました。そのため、今回の公開授業のように、同じ単元内容で1年生と2年生の授業を見せていただくことができました。

 同じ「デジタルとアナログ」という単元でしたが、5限目の中井先生の授業は、PCを使用せず座学での授業展開。一方、6限目の坂田先生は、PCでエクセルのセルを利用してのイラストのデジタル化の説明となり、両方の授業を見学できとても参考になりました。

 
5限 授業風景 13:00〜13:50 担当:中井先生
 中井先生の1学期の今までの授業は、6回(6時間)。まだ、1度もパソコンを使ってなくて、座学でしっかり基礎固めをやっておられます。
 それは、生徒に配布されたプリントとそのしっかりまとめられている生徒のノートファイルを見れば一目瞭然です。

今までの授業展開はこちらから(pdfファイル)
 
生徒は、教室に入ってくるなり、机上に置かれたプリントを取り、
大型パンチでファイルに挟めるように穴をあけます。

このPC教室の机もすごい。
机だけで○○○万円するという代物です。
グループディスカッションをしやすくするために
中井先生が選んだ輸入品だそうです。


前回の授業(音声のデジタル化)についての確認

スキャナで取り込んだイラストを見せ、
これをデジタル化するとどうなるかをイメージさせます。



先生のパワーポイントの説明に集中する生徒と見学の先生

先生の説明を聞くだけでなく、その説明を聞きながら
配られたプリントには、自分が理解したこと、
気づいた点を記入するように空欄が設けられていました。

スキャナで読み込んだイラストの一部を拡大すると、
線ではなくギザギザになっていることを見せます。


画像にマス目を重ね、1マス1マスを見てみます。


生徒らは一斉に窓ガラスに向かって何やらをしています。

そうです。イラストの上にマス目のプリントを重ね、
絵のある部分を塗っているのです。

窓ガラスの上では、塗りつぶすことは大変なので、
マスにチェックを入れるだけです。


机に戻って、チェックの入っているマスを
マーカーで塗りつぶします。

マス目の1つを「画素」といい、マス目の数が多くなることによって
高画質になるがデータ量が増えることを実感させます。

イラストのデジタル化と先週学んだ音声のデジタル化とを
対比させ理解を深めます。

イラストをデジタル化し、
それを符号化することによって、、、
音声も同様にデジタル化し、
符号化することによって

同じデータの並びを置き換えることにより、
データの圧縮技術のモデルを理解させます。
授業のまとめをプリントに自分なりにまとめる生徒たち。


生徒の服装(私服)から感じる、このリラックスした雰囲気の中で、、、

生徒たちの授業に引き込まれていく集中力は、
先生の分かりやすいパワーポイントのスライドに
あるのでしょうか?
 
6限 授業風景  14:00〜14:50 担当:坂田先生
 坂田先生の「デジタルとアナログ」の授業は全3時間で、この公開授業は、その1時限目で「デジタルとアナログの違いを知る」「デジタル情報の伝達について特徴を理解する」 それらを理解するためにPCのエクセルを利用する授業でした。
生徒らは、ノートパソコンの収納棚から各自の
パソコン・電源アダプタ・マウス・LANケーブル
を取りに行きます。


あの豪華な机の上にある電源コンセントと
情報コンセントに接続します。


各自、ログインします。

先週、Brain-Storming Boardsを使って「インターネット」「テレビ」
「新聞」「本」というメディアの特性に ついて考えました。

まず、アナログとデジタルの違いについての説明です。
身の回りのデジタル量とアナログ量を説明するため、
デジタル時計とアナログ時計を並べて違いを説明。

今度は、2人1組のペアを作り、
「アナログの絵を言葉で伝える」実験を行いました。

聞く人は、伝えられた言葉だけで絵を再現します。



次は、マス目を入れた画像つまりデジタル画像を同じようにペアの相手に言葉で伝えます。
マス目は、パソコンを起動して、エクセルを利用するという方法で説明されました。


エクセルのセル番号に色を付けます。徐々に画像になっていきます。

生徒達は、マス目のある方が相手に伝えやすく、同じ画像を描くことが可能であることを体験します。

このようにして、デジタルデータの特徴を理解していきました。
 
意見交換会  15:00〜16:30

 

生井校長先生:
  今日は宗教行事もあり忙しい1日で、授業を見学出来ませんでした。本校のLANシステムは中井先生が徹夜し悪戦苦闘して築いてきました。今後も情報交換を続け、さらに発展させていきたいのでよろしくお願いします。


中井先生:
 授業の経緯については、高校1年で1単位。外部企業の見学とそのレポートで不足分を補っている。このLAN教室は完成して7年。システム全般を任され、システム管理、ネットワーク管理、授業と他の先生方のアシストと情報教育を1人でやってきた。学内でなかなか認知されにくい。

  高3で情報基礎を5年間選択でやってきた。中学1年の総合的な学習で1時間情報教育をしている。

  1学期の今までの授業の流れはプリント通り。 今日も座学で今まではすべて座学であるが、この基本事項を大切にしたいと考えている。2学期から3学期はPCを使う予定。

毎時間のプリントをファイルにまとめさせ、学期に3回ほど提出させチェックしている。また、毎回の授業態度を3段階で評価している。

奥田先生(大阪国際大和田):
  ブラックボックスというか、コンピュータの仕組みをしっかり教えることは理系生徒にとっては大切だと思う。5,6限は、ほぼ同じ内容の授業だったが、PCを使わない授業とPCを使う授業の両極端を見せてもらって、参考になった。

小林先生(清教学園):
  本校の情報教室を構築する際、この教室を見学に来させていただき参考にした。この立派な教室で、PCをあまり使わせないというのには、驚いた。中1での授業は、いかに工夫して自分を表現するかをポイントに授業されているのですね。

中井先生:
  1回目のプレゼンテーションの発表では、PCを使わないで行っている。2回目のプレゼンテーションの時は、PCを使って行っている。その成長を自分で知ることが大切だと考えている。以前の2単位の授業では、グループワークを重点的に出来たが、今現在は1時間なので十分な時間を取れず、ちょっと問題だと感じている。

坂田先生:
  今日の授業で6回目。授業へのいろいろな思いはあるが、それをなかなか授業に生かせないジレンマがある。メディアリテラシーを育てたい。メディアと情報社会の現在、生徒は普通にインターネットを使っている。それを使いつつ影の部分を教えたい。この前の時間ブレインストーミングボードを活用させていただいた。今度は、ブログをやってみたい。また、CM制作もやりたい。携帯電話で写真を集めたいが、携帯は禁止されているから無理です。


  その後、中井先生の今まで実践されてきた授業のノートファイルを5、6冊見せていただきました。その1冊1冊の細かいところに様々な心使いや情報の授業に対する思い入れが現れていて、参加者全員がむさぼるように見せていただきました。もちろん、私はバッチリ今後の参考にさせていただく所存です。ありがとうございました。



  意見交換会後は、準備室のサーバーラックとスイッチングHUB群のラックを見て、この整然と並んでいる様子を見れば、授業の細やかなノート作成は納得いくものでした。

屋上というか5階にある温水プールも見学。

デスクトップ機が並ぶ、もう一つのパソコン教室も見学。

PC教室の使用は教員の付き添いが必要とされ、きちんと管理されていました。
 
 

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