平成22年度春の研究発表大会レポート
日時:3月11日(金) 午後2時~5時15分
テーマ:「激変する知識社会と教育」
会 場:(株)内田洋行大阪オフィス
1F フューチャークラスルーム
2F ユビキタス協創広場 CANVAS
会長 白井 孝雄(大阪薫英女学院中・高等学校長)の開会挨拶
話題提供(1)「制」携帯電話という試み
須磨学園高等学校 情報科教員 小林峰子 先生
須磨学園では,制服ならぬ「制」携帯電話を導入して全国的にも話題になっています。どこの学校も未だに生徒の携帯電話の利用には,頭を悩ませています。ネットいじめや犯罪の温床とも言われて悪者扱いされる携帯電話を上手に教育活動に活用していこうという取り組みについて紹介して頂きました。
話題提供(2)「今どきの情報モラル教育」
羽衣学園高校 情報科・英語科教員 米田謙三 先生
教科「情報」が2003年にスタートして今年で9年目を迎えます。その間の情報技術の進歩は目覚ましく、最近のtwitterやFacebookに至っては,国の方向性まで変えてしまう情報エネルギーをもっています。情報モラル教育のあり方も日々,変化を迫られています。
そこで韓国,フィリピン,台湾,ミヤンマー,タイ,中国などアジア諸国をはじめカナダ,イギリス,オーストラリア,アメリカなど年中世界各地を駆け回りICT教育や国際理解教育の実践をされている米田先生に海外教育事情なども含めて多様な観点から「情報モラル問題」についてお話頂きました。
3.フューチャークラスルームを使ったプレゼンテーション見学
扇町総合高等学校2年生11による学校紹介プレゼンテーション
5画面のスライドとBGM・ナレーション等を使ってのスーパープレゼンテーションを見せていただきました。
4.座談会 「最近,学校現場で困っていること」
~ ICT活用と私学の活性化に向けて ~
情報の授業以外にも他教科でICTの利活用が進んでいる学校もあるようです。小学校では,電子黒板が導入され電子教科書の話題もしきりです。
そこで教科「情報」に限らず,総合の時間や英語科,課外活動,海外修学旅行,携帯電話のルール,緊急連絡方法等、どのようなことでも結構ですので変動期を迎えている現在を乗り越えて教育現場を一層活性化させていく取り組みなどについて相互に情報交換を行いました。