第65回公開授業

情報 「グループでプレゼン」
研究授業
指導案
意見交換会

平成21年6月26日(金)

清風情報工科学院 i-SEIFU
授業者:一階 良知(いっかい よしとも)先生(情報)
工学博士



研究授業  

一階先生は、ご専門の工学の分野で博士を取得されています。
そして、工学の勉強だけでなく、特定非営利活動法人「世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ 理事長」もつとめておられます。

この教養を活かして、授業の中にもボードゲームを取り入れて生徒が楽しみながら思考力をつけていける授業案を常々考えておられます。

本日は、カード(トランプ)を使った授業を見学させて頂きました。

 


授業風景  
元気のよい生徒の挨拶で授業が始まりました。そして一階先生への挨拶 が済むと、今度は、まわれ右をして参観者の先生方にも同様に元気よく 挨拶をしてました。

このカードでの遊び方のルールを作成して、それをプレゼンします。

 

日頃の学校生活の中でも挨拶を重視されていて、どの生徒さんも
とても明るくはきはきと発言していたことが印象的でした。
チーム毎に前にでて、自分たちの解法について説明していきます。
ホワイトボードに説明を書いて、その後、代表が他の生徒に対して
説明をして、相互に評価をしていきます。
生徒たちの発表が終わると、今度は一階先生が、コメントをつけて
いきます。
流石に理系の博士をもっておられるだけに、そのコメントには
鋭い視点が入っています。生徒たちもしっかりと聞いて、納得
しているようです。
決して難しい解説ではなく、とても平易で適確な言葉で話しておられるので、生徒たちの理解も促進されているようでした。 また一階先生は、話をされる時に生徒一人一人に語りかけるように
しかも明確に話されるので、とても説得力のある授業運びであるとの印象を受けました。
この授業を通じて、清風情報工科学院の生徒が、非常に礼儀正しく、かつ快活な学生生活を送っていることがよくわかりました。
その実態の裏には、先生方のきめ細かい指導や、1人1人に対して
細かい配慮がなされていることが伺えました。
そのような手厚い指導の結果として、卒業後には、自分が希望しているIT関係の業種で難関と言われるような企業に数多く就職をしています。
就職氷河期と呼ばれる今日でも、確実に知識を身につけて、同時に
自分の考えを正確に表現して伝えられるコミュニケーション能力を
日々、鍛錬していることが役立っていることは間違いないようです。
またここで専門的な勉強をした結果、さらに高度な学習を継続したいという気持ちになって、大学院に進学する生徒さんもおられると
おっしゃっておられました。
授業が終わると再度、生徒たちは、立ち上がって参観の先生方に終わりの挨拶をしてくれました。
   
意見交換会
生徒さんの授業が終わってから、今度は、参観の先生方に対して、
一階先生が指導して下さり、実際にカードゲームを使って頭をひねる時間を頂きました。
生徒さんが発表している時には、まだ十分にカードのルールが理解
できていなかったのですが、実際に自分たちがそのルールを知って、それを使ってプレイをしてみると、この授業の面白さが、一段とよくわかりました。

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