第28回公開授業
 高校2年 情報・英語
情報「ホームページ作成」
英語「パワーポイントによるプレゼンテーション」
研究授業  
意見交換会  
平成16年10月28日(木) 5,6,7限
大阪女学院高等学校

授業者 内山先生、福地先生(英語) ・ 西野さん、深川さん(情報)



研究授業

  5限 情報 「Dreamweaver・Fireworksを使用したホームページ作成」

  6限 情報 「大阪女学院の情報教育・企業と学校の融合」

  7限 英語 「英語でのプレゼンテーション

記録: 内池先生(長尾谷高校)
授業風景
 
 ◆13:25〜14:10 5限  高校2年生の情報授業


講  師:  西野さん ・ 深川さん (株式会社 アイル)
  内  容: Dreamweaver・Fireworksを使用したホームページ作成
  テキスト: ゼロからのステップアップ
  MacroMedia Dreamweaver MX for Windows & Macintosh 小泉 茜 著 (ラトルズ)
  

 
西野先生:

  1. 先週からの引き続きで、ロールオーバーボタンの作成を行います。テキストは150ページを開けてください。
  2. ロールオーバーボタンとはどういうものか、センターモニターを見てください。
  3. 東京ディズニーリゾートのHPを表示。
  4. HPの真ん中のオレンジ色の部分にマウスボタンをあわせると、その部分だけ色が変わる様子をモニターで見せて、これがロールオーバーボタンであることを説明。
  5. 前回まで学習した、HTMLのようなアルファベットが並んでいることやJAVA Scriptで動いていることを確認。
          
          Macromedia Fire Works U 2004 の起動 テキストP152〜P155
          
  6. 最終的にロールオーバーボタンを作成し、マウスボタンをあわせ、色が変わる様子を確認し、リンクを設定して終了。

 
 ◆14:10〜15:10 6限  情報教育について


講  師:  株式会社アイルの3名の方(高本さん、野口さん、深川さん)
  内  容: 大阪女学院の情報教育・企業と学校の融合

野口先生:

  本日は企業と学校の融合についての授業を見ていただいてありがとうございます。
  アイルはコンピュータ事業、教育事業、人材ビジネス(富士通との共同)を行っています。
 
 企業と学校の融合(時代が求める「学校」への役割とは?)について、プレゼンテーション。
      

  1. 自立型人間の育成。情報教育、キャリア教育の必要性。
  2. 情報教育(活用能力をつける)において、今までは情報教育が各教科と並列関係にあると考えられてきた。
  3. 各教科でIT技術を活用しようとしたとき教員にかかってくる負担が大きなものになってしまっている。
  4. そこで、各教科でどのように情報教育を活用するか、イメージすることで各教科の独自性を出させる。情報情報ベースの実習を底辺に置き、各教科のIT技術の活用と教員の情報授業への参加が必要。
  5. 大阪女学院の場合、1年生でWord・PowerPiont・Excelの学習を行い、制作発表として、自己紹介のプレゼンをさせ、2年生でHTML、Dreamweaver・FireworksによるHP作成を学習し、グループでテーマを与え実際にHPを作成し、女学院のHPにアップするという目標を設定、イメージ化することで取り組んでいる。
  6. 通常、学校からのお話で、金額の見積もりや、どういう授業をしてくれるのか といった話が多い。カリキュラムやパソコン環境など、色々な面での調整が必要で、何よりも、まず、どういう授業をしたいのかを考えてもらって、それに対応するようにしている。
  7. 今回の女学院での情報教育は、アイルと女学院が共に考え、共に作っているからこその成功であるといえる。
  8. 新しい動きとして、学校にも二極化の動きがある。ひとつは旧体質にとらわれ、環境に合わせた動きがとれない場合。もうひとつは、社会動向を敏感にキャッチし、即カリキュラムに反映させ、生徒確保・信頼確保につなげている場合がある。これは、5年後、10年後に開きがでてくることが考えられる。
  9. 企業から見たここがおかしい学校の考え方として、授業の丸投げがある。お金を払うんだから全部企業がやって欲しいという考え方や何を教えていくか、よりも、授業をしなくてはいけなくなったから、とりあえず形だけという学校もある。
  10. 生徒の活用力を高めることが第一。
  11. また、企業に委託する場合、教員免許を持っている人は、いないに等しい。特別非常勤講師は教員免許がなくてもよい。
  12. これから、生徒が社会で生きていく力、自立型人間を育成していくこと(キャリア教育)が必要。
  13. バブル崩壊後、企業のスリム化が行われ、学校との間にも溝ができている。
  14. ニートと呼ばれる人が52万人にもおよぶ。
  15. 自分にとってどう生きていきたいか、長期的な展望で見ていくことが、生きる力につながる。
  16. 教員へ求められていることとして、成長段階に応じたキャリア教育、例えば小学校には小学校でしか養えない職業観があり、中学校では中学校でしか養えない職業観、高校段階では高校段階にしか養えない職業観がある。
  17. 基本的なことをおさえておくと、人は成長するものというのが、アイルの考え方である。
  18. 情報教育は目的ではなく、ひとつの過程になる。
  19. 自律型人間を育てること、明日の未来を担う生徒を抱えている学校の先生方と協力していきたいと考えている。

小林先生:文部科学省のキャリア教育の予算について。
(清教学園)

高本さん:アイルはコンピュータ会社なので詳しくはわからない。特別非常勤講師の1名あたりの補助は30万円ぐらい。
(株式会社 アイル)

森本先生:市販のテキストを使っているが、独自のテキストはあるのか。
(堺女子高校)
      
高本さん:オリジナルテキストは移り変わりが早くかえってコストが高くなる。市販テキストは早くて丁寧でコストも安い。
(株式会社 アイル)

森本先生:評価はどのようにつけられているのか。

高本さん:今日は2年生ですが、1年生では授業の際に試験をしてその評価をもとに学校側に評価を付けてもらっている。
      :2年生はグループに分けて授業を行っているが、同じようにテストを行う予定。
      :アイルから提案していることもあるが、学校側との話し合いで、打ち合わせの中であわせていく。打ち合わせは
       女学院の教務部長が行った。実際の授業(本日の公開授業でも)では、女学院の先生はいない。

森本先生:女学院の先生に質問。女学院の情報教育について知りたい。

  ※ 女学院の先生が席を外しておられるため、不在のまま話が進む。

高本さん:最初、時間数等のお話があり、何をやっていいのかわからないという相談を受けた。
      :Web上の授業については、企業でもわかる人材が少なく、遊びながら、楽しく、実際に使うものを提案して、女学院のOKをもらった。また、採点等については、試験に近いものを実施している。

森本先生:パワーポイントについて、スライドの字が小さいように見えたが、企業などではどうなのか。

高本さん:王道を行けば、箇条書きにするなどの方法がある。
      :テクニック的には、字を小さくして質問させるという方法もある。特に営業などで扱う場合に用いられる。
      :プレゼンに正解はない。

奥田先生:学習指導要領、教科書、学校がどう授業していこうとしているのかなど、理解できているのか。
(国際大和田)

高本さん:理解できていない。

奥田先生:それはナンセンスであり、企業人としてもう少し、詰めていくべきではないか。

高本さん:企業も学校もお互いに歩み寄る必要がある。そのひとつの例として、インターンシップがある。今や学生が企業をインターンシップ的に見ているところがある。

米田先生:生徒や先生の評価は受けているのか。
(羽衣学園)

高本さん:しくみとしてはアンケートなどはやっていない。今後の課題である。

米田先生:実際、その学校で合わない場合、転勤してしまう場合などはどうか。

高本さん:契約内容による。こういうことをやりますという内容であるが、その人が合わないとか、どうしてもという場合などは代わりの者が来ることになる。事前の打ち合わせをかなりとっている。

  ※ 女学院の教務部長 廣田先生がもどって来られる。 

廣田先生(女学院 教務部長)
 :情報の授業について、当初、教科情報が始まることになり、非常に困った。数学の教員に情報免許をとってもらった。
 :どうやって情報を乗り切ろうかと思った。数学科の教員は手いっぱいの状態であった。
 :そんな中で、アイルの方とのお話があり、全部やってもらおうと思った。特別非常勤講師で、いけるかどうか考えた。
 :特別非常勤講師の申請が下りた場合には、アイルの方に丸投げ、下りなかった場合には準備期間中に、準備をすることで乗り切ろうと考えた。            
 :今まで大阪府では、英語等で特別非常勤講師の許可がなかなか下りなかった。ところが、情報に関してはすっと通った。
 :ちなみに、特別非常勤講師について、英語の場合は日数契約であるが、アイルは時間給である。講師として雇った場合の給料よりは安く、学校としては助かっている。
 :当初、ワード、エクセル、パワーポイントをやることを決めていた。今年はワード、パワーポイント、エクセルの順でやっている。
 :成績のつけ方は出席が面意。授業はきっちりやってもらっている。1年ぐらい話し合いを重ねた。当初は生徒にノートパソコンを持たせる予定であった。

  ※ ここで6時間目の時間が終了になり、7時間目の教室に移動することになったので、質問等は後ほどということになりました。

 
 ◆15:15〜16:00 7限  高校2年生総合英語の授業


講  師:  内山先生、福地先生(女学院)
  内  容: パワーポイントによるプレゼンテーション
  

※ 授業の初めに単語テスト10分実施。その後、各グループによるパワーポイントによるプレゼンテーション(すべて英語)が行われた。

(授業も終わりに近づいて)
内山先生
  :プレゼンテーションを1年のときからやっていて、最初は紙の原稿を読んでいたが、その後パワーポイントを使うようになった。パワーポイントを使う方が、英語力がつくという人?  (生徒へ質問)・・・5名。
  :英語力がつくという人は、どういう理由からか。

生徒
  :自分で文章を考えるから等。

内山先生
  :つかないという人は、どういう理由からか。

生徒
  :準備に時間がかかりすぎる。異文化理解の授業でやるべき。教科書にかける時間が少なくなる。文法が合っているかどうかわからない。せめて、一週間準備期間が欲しい。4日では短すぎる。
     
内山先生
  :今やめることは考えていません。
  :10月20日に一番最初に出したが、実際の授業では4日になる。
  :わからない単語は使わない。発音はすべて調べること。

 

意見交換会

▲16:00〜17:30   司 会: 池田先生(上宮高校)、米田先生(羽衣学園)

 

池田先生:今日はありがとうございます。ただいまより、意見交換会を行います。

米田先生:2回の授業を見ていただきましたが、率直な意見や質問等がございましたら、よろしくお願いします。その前に女学院の松尾校長先生にご挨拶いただきます。

松尾先生(女学院校長):本日の授業公開キャラバンで授業を見ていただき、ありがとうございました。・・・ (公務のため退出。)

米田先生:まずは情報の授業の方からご意見をお願いします。

池田先生:先ほどのお話について、補足等があればお願いします。

高本さん(アイル):基本的には補足はありません。

成瀬先生(京都女子高校)
  :10年後、情報の教師は仕事がないと言われている。今のワード、エクセルは小学生でもやっている。
 :10年後、アイルは何をやっているのか。
   
高本さん
  :ワード、エクセルはそんなに特殊な活用という部分はなくならない。
  :インターネット上のアクセスでソフトが使えるようになっている。そのへんの情報の有効な使い方を教えていく。

成瀬先生:今後、情報Cに向かうのではないか。

米田先生
  :情報以外の先生方もおられますので、簡単に情報のABCについて補足させていただきます。情報Aはわかりやすく簡単な内容、Bは情報の科学的な理解、Cはネットワーク・コミュニケーションなど情報社会に参画する態度の育成となっています。

高本さん
  :テキスト等でも内容の幅がある。コンピュータの仕事も非常に広い。言語にいくと、アウトソーシングで出すことができる。企業ではプログラマーというよりはSE、お客様にヒアリングをして付加価値を求める人材が求められているので、情報Cに向かうこともあるかもしれない。

青木さん(三谷商事):大学ではコンピュータ言語が必要。基礎の範囲が広まる。基礎をかっちり高校でやるべきではないか。


池田先生
  :「情報B」はプログラムはありません。
  :小学校、中学校でワード、エクセルをやりこなすとは思わない。
  :大学生の話では、今の高校の授業のことを話すと習いたかったと言う。

岡本先生(聖母被昇天)
  :操作の説明で、協力することが大切。コンピュータを学ぶことではなく、スキルを使って何をするのかという科目と考える。
  :生徒を客として見ているか、教えるという立場で見ているのか大切な問題である。

高本さん
 :基本的なことを最低限やっている。学校の方針等にもよるが、教えることについても打ち合わせの中で考えていく問題である。

廣田先生(女学院教務部長)
  :授業を見ていただいたのは2年生ですが、1年生の時にかなり厳しくやっていただいたので、今は45分もっている。


池田先生:教える方は、完全に教えることがわかっているのか。

高本さん:使い込んでいるというのはある。いかに質問が出ないようにするか、普段から社内でロールプレーイングして実際に質問がでそうな箇所のチェックをしている。

米田先生:実際に前に立って教えるまでに、社内での教育の期間はどれくらいか。

高本さん:どれくらいだと思われますか。

松本さん(関大学生):5年ぐらい前からパソコンをさわるようになった学生です。1週間ぐらいですか?


高本さん:1ヶ月もあれば可能です。毎日8時間ぐらいなら1週間で可能です。

深川先生(アイル)
  :トラブルや学生以外の場合を考えると、それなりの時間とロールプレーイングや経験も必要。また、自分のスキルUPにもなっている。

池田先生:教員としては、1日8時間で1週間という時間を見つけることは,はまず無理である。自分がソフトを使うこととそれを教えることとは違う。

高本さん:これをやらなかったらどうかとか、講習の組み立て(立ち上げ)についてなど、時間をかけ、あとは経験である。

池田先生:ソフトを全部わかっていることがすごい。

高本さん:アプリケーションの機能はいっぱいあるので、なぜこのアプリケーションメニューがあって、どう使われるのかを考えるとよい。

長尾先生(信愛短大)
  :その講習を受けたら誰でもできるようになるものか。教員の場合には,教え方のスキルがない。スキルを教える場合でも,そのスキルを「教えるスキル」が必要になってくるので、それは誰でもやったらできるのかという意味の質問である。

高本さん
  :100%ではない。ただし、個人差、自分の色がある。きっちり教える人と、乗りで教える人がいる。
  :MOT マイクロソフト・オフィシャル・トレーナー(アプリケーションのインストラクター)では、インストラクターとしてのチェックがある。なぜこのガイドラインになっているのかを考えてやっている方は、合格点になると思う。

深川先生:まったく未経験の人をインストラクターに育てるということもやっている。好きで一生懸命にする人なら誰でもできる。

池田先生:一般にインストラクターは何人の生徒を教えるのか。

高本さん:1名に対して12名が限界。サブを加えると20名ぐらい。本来は、操作を確認することが必要。一方的に学習を進めるのであれば、もう少し、人数があってもよい。

吉田さん(ビデオフォーム):授業はペアですが、つまずいたら次に進めない状況もあるのではないか。
 
池田先生:複数で授業をやっている学校はありますか。

長谷川先生(京都橘高校)
  :サブの人にはトラブルがあったら何かと助けてもらっている。サブの人には,スキルを求めるだけでなく、例えば,しゃべっている生徒を注意をするとか,いわゆる学校的な部分での対応が必要。事務的にやってもらっているのが現実。その人の性格にもよるところが大きいと思う。

高橋先生(東海大仰星):非常勤の先生とペアを組んでいる。クラスによってメインの先生とサブを入れかわっている。

菅森先生(明浄学院)
  :企業から派遣されている。実際、教え方がうまいとサブは走り回らなくてもよい。お互いのコミュニケーションも大切。

米田先生:アイルの先生方では、ペアは決められているのか。

深川先生:決まっている。メインの講師、サブの講師を決めているが、クラスの雰囲気に合わせてやっている。講習によって使い分けている。やはりペアーを組ませるには,相性の問題もある。

長尾先生
 :今日は7時間目のチャイムが鳴ったときにに授業参観に来たが、チャイムを聞いても生徒が真剣にやっているのがすぐにわかった。
 : 高本さんのお話の中で,例えば眉毛の動きといった生徒の反応をしっかり見るだけで,生徒がわかったかどうかが,ベテランの人ならわかると言われたのは,すごいと感じた。生徒もお客様だから,ちゃんと教えないといけないという意識は教員も持つべきではないかと感じた。

高本さん
 :お客様なので大切にしなくてはいけないと思う反面で,教える側と教えられる側とは,フィフティ・フィフティでなくてはならないという考え方がある。こちら側はきっちり教える代わりに、お客様からも何かあれば言ってもらう。これは会社の教育としてやっている。お客様だから偉いという考えではない。チャンスをあげれば人間は育つものだと考え、感じている。
 :お客様という感覚ではなく、先生としてのプライドは持っていただきたいと思う。

米田先生:7時間目の授業に関係して、英語の先生方(4名)に所属と名前、質問等をお願いします。

西田先生(国際大和田)
 :自分の学校においてプレゼンを教えるとすると基礎がきちんとしていてどのように調べるのかをわかった上でないと指導しにくい。基礎の部分とプレゼンのスキルの部分をどうしているのか。

内山先生(女学院):
  基本的にはリーディングの授業は火星に行くことが内容になっている。教科書を読むときにプレゼンすることを生徒に言っておいた。地球を良くする等、いつも教科書の内容とからめて、それを使った人はいい発表ができるようにしている。はじめは大きな声でというのが目標だった。今日では引用とか他人の意見についての感想とかが言えるようになった。

山名先生(上宮):大学入試と絡めた問題についてはどうか。英語科はどう関わっているのか。

内山先生
 :大学入試とは相反するものとは思わない。宿題としては大変な量である。資料についてもそれなりの知識、勉強が必要。
 :生徒の中に見てもらえなかったと言っている子がいたが,今回のプレゼンについては、訂正してほしい人は今週の月曜日までに出すようになっていた。その子は,その期限に間に合わなかった生徒である。また、プレゼンはリーディングではやっていなかった。読みものと絡めてやるようになっている。そういう点で英語科が関わってきている。

山名先生:時間の最初のテストは既存のものか。

内山先生:毎時間、既存のテストをやっている。単語テスト4日、構文テスト1日。

後藤先生(箕面自由)
  :すべての教室にプロジェクターとスクリーンがあるのが驚いた。パワーポイントは自分はわかっていない。生徒はいつ作るのか。

内山先生
  : 生徒には中間テスト前に言ってある。事前に予告している。4グループの中で今日は2つ明日は2つ発表。週5時間あるので単語4日、構文1日のテスト、1学期には1日発表の日を設け、2学期は今日が初めて。英語科の教員4人〜5人ぐらいで授業を持っている。2クラス2分割の年間を通じた授業。

廣田先生(女学院教務部長)
  :プロジェクターとスクリーンについて。三洋電機の製品。使用して1年半になる。1教室に約100万円かかった。稼働率の面では礼拝や全体の行事ににも使っているので高いと言える。英語科では昼休みなどにも使用している。教科間の情報化が進んでいる。特に英語科、国語科の先生の情報化が進んでいる。理科、数学が一番遅い。(女学院の場合)

水森先生(賢明):プレゼンをやることについて、年間カリキュラムで決まっているのか。

内山先生
  :昔から決まっているのではなく、去年ぐらいから決まった。中学校の文集は生徒が自分たちでパソコンで打っている。高1でも自分で取材、編集するカリキュラムがある。プレゼンは他の教科でも使用している。

米田先生:去年から女学院はセルハイ SELHI(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ指定高校)になっている。詳しくご説明ください。

内山先生
  :リベートディベートを中心に国際的なものの見方、自分で物を考える力をつけさせる目的で学校内での英語力を高めることに取り組んでいる。校外学習、大学のオープンキャンパスでの体験を英語でやっている。また、昼休みには英語のリスニングを。行うなど学校の英語化に取り組んでいる。
  :ディベートに関して、1年からプレゼンに慣れさせ、しっかり英語に慣れていくようにさせている。また、英語キャンプ(ネイティブが率先して企画立案実施)等のミーティングを行ったり、学年の英語の会、英語科の科会なども実施して相談している・時間割の中にそのような会議は,組み込まれている。
  :英語科の他の教科との連携については、全教科との連携は難しい。社会科が日本語でディベートを行っている。
  :女学院の、プレゼンテーションの進め方、考え方について。
  :異文化理解という教科の中でもっと基本的なものを2年の後半からはじめて、3年に入って自分の意見を言い、相手にも質問をして、自分もできるようにする。教科書に絡める、組み立てるなど少しずつ1年から積み上げ、異文化に絡めて、意見が述べられるようにしたい。
 
  ※ その他、司会よりCECの主催する企業と学校の連携授業企画の紹介、プレゼン甲子園の紹介など

奥田先生
  :4時間以上、施設をお借りしまして有意義な授業公開キャラバンを実施することができて,誠にありがとうございました。感謝しております。

池田先生:それでは終了させていただきます。

   

 

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