「グループウェア導入による校内での情報共有の現状と課題」

        東海大学附属仰星高等学校  高橋 望先生

今回の実践事例の報告は、平成15年10月29日に東海大学附属仰星高等学校でおこなわれた第22回授業公開キャラバン(授業担当;宇都口英樹先生)の意見交換会で、高橋望先生から東海大仰星高校におけるグループウェア導入など学校情報化ついてお話いただいたことがきっかけでした。
東海大学附属仰星高等学校では2000年から情報化を進められたそうです。

主な情報化の動き
・教職員個々にPC貸与
・職員室はOA机に
・グループウエアの導入
・成績管理システム
・中等部の生徒全員にPCを貸与

とにかくすべての教員がコンピュータを使わなくてはならない環境に。
職員室の様子
ガラス張りで非常に明るく、生徒が気軽に訪ねられる雰囲気。教員の机には、荷物が山積みにされている様子はなく、1人1のパソコンが情報コンセントつながれネットワーク環境が整えられている。

情報化を進めるにあたって(1)

→情報管理部の設置
(教務部コンピュータ処理係と分離)

・片手間で情報化は不可能
・必要な事柄・設備についての考察・提言
(領域を越えたコーディネーター)

情報化を進めるにあたって(2)

グループウェアの導入

・会議の情報化(パワーポイント利用)
→印刷資料は最小限に
→文書はサーバーに保管
→教職員間のメールのやりとり

・校内施設の予約
→コンピュータを使えない先生は、自分の教室でしか授業ができない

・校内教員研修の実施
→職員会議等の利用

→校内標準ソフトの指定(ワード・エクセル・PP等

まとめ

情報共有による成果
・情報共有により各部署での動きがわかる
・教員間の諸連絡がスムーズに
・全教職員がパソコンを使わざるを得なくなり、おのずとスキルアップ

今後の課題
・ついてこれない教員への対処
(一部に人間関係がギクシャクすることもあったが、
校長、教頭からの導きで何とかやってこれた)
OSの統一、メンテナンスの問題、保守契約等 



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